8月17~20日までStar Eyes で平光広太郎ウィーク4days なる企画がありました。平光さんのファンの1人としてせめて1日位応援に行きたかったのですが、雑用に追われ結局4日ともスルーしてしまいました。そんな矢先、Twitterで4月末に瑞穂文化小劇場で録音をした平光広太郎トリオのアルバムの発売日が10月11日に決まったとのこと。最近、大活躍中のトリオのCDの出来上がりが凄く楽しみです。ひょっとすると9月23日のJAZZ CONNECTION で先行販売って事になるかもしれません。
今まで1ケ月以上前のライブのレポートを書いた記憶はないけれど、Star Eyes に行けなかったお詫びと、9月23日のJAZZ CONNECTION の応援の気持ちを込めて少しレポートをします。
その1. 畳でJAZZ ~ 7月22日 加藤大智トリオ+砂掛康浩 at 撞木館
最初「撞木館」て名前から、珈琲店かと思いましたが「文化のみち」の一角にある名古屋市有形文化財です。もともとは陶磁器商の井元為三郎さんが大正末期に建てた和洋折衷の邸宅でした。そこでのライブは何と観覧料200円だけという超お値打ちライブ。今回で3回目を迎えるこのライブは9月のJAZZ CONNECTION の宣伝も兼ねての企画との事。ライブ会場は1階の和室で、畳の上に座って聴くライブとなりました。もともとのライブの告知では、ピアノ 平光広太郎、アルトサックス 加藤大智、ボーカル JUNKO というトリオだったのですが、開演直前に見覚えのある男性がギターを抱えて会場にやってきました。ギターの砂掛さんはお住まいがこの近所で、撞木館のすぐ近くの山吹小学校に通っておられたとか。(記憶違いだったらご容赦下さい)今回はメンバーの応援の為に観覧料200円を払って演奏に駆けつけたとの事。思いがけず砂掛さんのギターが聴けたこのライブ、更にお値打感がアップしました。
演奏は平光さんのピアノと加藤さんのアルトサックスでスタート。曲は You'd Be So Nice To Come Home To 。JUNKOさんが加わり On A Sunny Side Of The Street。JUNKOさんが浴衣姿で登場したのは和室を意識してか。さらにギターの砂掛さんが加わり やさしさに包まれたなら へと進みます。地元の若手ミュージシャンの息はピッタリで、軽快にJAZZのスタンダードナンバーや Bosa Novaの名曲をこなしていきます。和室の畳の上で軽やかなJAZZが流れる昼下がりの光景。撞木館ならではの雰囲気を楽しみました。途中、JUNKOさんがボーカルエフェクターを駆使して波の音を作り、au のコマーシャルで桐谷健太が歌っている「海の声」を演奏。ライブの楽しさが増していきます。最後の曲は Moon River だったのですが、お客様からの拍手が鳴り止まずアンコール。(残念ながらアンコー曲の名前が思い出せません) 9月のJAZZ CONNECTION の成功を予感させる楽しい演奏でした。それにしてもお金払って、演奏をしに駆けつけてくれた砂掛さん!有難うございました。
最初はピアノとアルトのDuoでスタート
ボーカルのJUNKOさん、ギターの砂掛さん登場
楽しいステージをありがとうございました
その2. 「眠い!」 ~ 8月3日 加納奈美カルテット at Star Eyes
Twitterで「少し旅に出ます」というメッセージを見たのが8月1日。その日の夜は埼玉、2日は東京で演奏して、3日には名古屋に戻ってきてのステージ。心無しか平光さんに元気が無さそうだったので様子を聞くと、2日の夜のホテルのブッキングが上手くいかず、結局ステージが終わったあと夜通し車を走らせ、出宮さんを降ろし、奈美ちゃんを降ろし、大森さんを降ろし、自宅に辿り着いたのは午前5時過ぎだったとか。それは本当にご苦労様でした。結構ハードな旅をしてきた直後の演奏、ご本人曰く「眠い!」
このトリオが奈美ちゃん、高澤さんとで、前回Star Eyesで演奏した時の様子はレポートしましたが、抜群に楽しいステージでした。この夜は里帰りした奈美ちゃん+トリオの応援と、JAZZ CONNECTION のTシャツの購入を兼ねて Star Eyesに行きました。
ステージはBill Evansの Show Type Tune でスタート。平光さんのオリジナル Rainy Day は前回、高澤さんが来たときも演奏したけれど、クインテットとカルテットとの演奏では彩りが違う感じ。この夜の演奏は雨の日の気だるさ、Lazyな感じを一層受けました。曲は平光さんと奈美ちゃんとで双方で持ち寄ったそうで、普段のトリオとは少し違う曲調の曲も聴くことが出来ました。Four、My Foolish Heart と続き、奈美ちゃんが持ってきたというCharles Mingusの Remember Rockfeller at Attica は初めて聴く曲。 心地よいグルーブ感の中に艶っぽさとクールさを感じる面白い演奏でした。
後半は I Love You で始まり、大森さんが肘を使ってタムの音程を調整しながらメロディーを弾く Moanin' で盛り上がり、I'm In The Mood For Love、Lost In The Stars でクールダウンし、最後の曲は Cannonball Addarley のFun、曲名通り凄く楽しい演奏になりました。客席からのアンコールに応えて(この時は本当にお客様が曲を指定)演奏したのが Speak Low 。旅の疲れを感じさせないホットでクールな演奏となりました。
ステージの後、今年バージョンのJAZZ CONNECTION のTシャツ(紺色の生地に黄色でシンボルマークがデザインされたもの)を購入しました。9月23日まで残り1ケ月。少しミーハーですが、このTシャツを着てJAZZ CONNECTION を聴きに行こうと思っています。
平光広太郎トリオ(ピアノ:平光広太郎、ベース:出宮寛之、ドラム:大森ヒロ)
帰省ライブの加納奈美ちゃん

9月23日のJAZZ CONNECTION 今から楽しみです。